鈴木聖子

「今、テレビ・新聞といったマスメディアが、かつてない事態に直面している」とNHKは言う。特集番組「激震マスメディア」は、若者のテレビ離れやインターネットによるメディアの構造変化を取り上げるそうだ。 私もテレビはほとんど見ない。たまにつけても、知らない人たちが別の知らない人たちの話をしていて、何が面白いか分からないのですぐに消す。興味のあるテーマの番組でも、間に芸能人が出てきてやかましいのでやっぱり消す。テレビって昔からこうだったっけ?教えて! つまらなくなったせいかどうかはともかく、テレビ視聴率が低下傾向にあるのは事実らしい。特に10代、20代のテレビを見る時間が減っているとか。確かにネットやゲームに慣れちゃうと、テレビの放送時間に縛られるのは苦痛になる。生まれた時からネットがあった世代と、力道山の試合中継に群がった世代とでは(さかのぼり過ぎ?)、テレビに対する思い入れに違いがあって当然かも。「昔は面白かった」とボヤきたくなるのも無理ないかもしれない。